「DULL-COLORD POP」公演 「Cesiumberry Jam」 at タイニイアリスフェスティバル
2005年旗揚げという、まだ若い劇団の公演です。
とってもふしぎな魅力を持っていました。
舞台上に四角く区切られた枠の中に、泥が敷き詰められ、後方にはダイニングテーブル、手前右には作業机が置かれ、その三つの空間を使って、散文的に、あるいは詩的に、芝居は進行する。
舞台転換もすべて役者が行い、全員がほとんど出突っ張り。
中には泥にまみれながら、という役者もいたり。とっても、思い切りの良さを感じた。
テーマは、原子力発電所の事故によって、本来住めないはずの村に住んでいる人々の話。
その村を撮影している写真家、何かと関わりを持とうとする「地区委員」、村娘と結婚してしまうその弟。などが、村人とともに登場する。
近親相姦やら、放射能による奇形や、異常出産など、グロテスクな話題は満載だが、あくまでもしっとりと、密やかに、物語は進行する。興奮や、見た目のテンションの高さとは、無縁でありたいと言うかのように。
途中、「ゴドーを待ちながら」の台詞が、そのまま演じられるシーンもあったりして、そのあたりに、作者の芝居にたいする姿勢が、うかがわれる。
テーマの重さ、舞台作りのシンプルさ、照明の鋭さ、その他が、とても良いバランスを感じさせた。
泥臭くなりがちなこうした演出が、そう感じさせないのは、センスの良さなんだろうな。
芝居の進行役でもある写真家がいて、「事件」を撮影する行為に、矛盾を感じるという設定もあるのだが。
ありがちな「批判」だが、この芝居を撮影している自分が、妙に恥ずかしくなったり。
変わった体験をしました。
10月14日撮影
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コメント
レビュー記事の執筆、どうもありがとうございました。DULL-COLORED POPの主宰・作・演出をしております、谷と申します。当日はあの酷暑の客席の中、撮影して頂きましてどうもありがとうございました。
今初めて写真見させて頂きました。やっぱり素人がデジカメで撮った記録写真とは雲泥の差ですね(泣)。ファイルネームがbery_0032.jpgとなっていますが、他にもまだあるのでしょうか?よかったら是非是非拝見したいです。
素晴らしい写真をありがとうございました。では…。
投稿: Kenichi Tani | 2007年11月14日 (水) 11時50分