日本語版「アンデルセン・プロジェクト」作:演出:ロベール・ルパージュ,出演:白井晃(本公演)
おつきあいしていた「アンデルセン・プロジェクト」も、今回で撮影は終わり。寂しい気もします。
終演後の、アフタートーク(お話相手:ケラさん、司会:翻訳の松岡和子さん)も、興味深くて楽しかった。
この二つの写真、それぞれに、実在のモデルがいるらしい。右のカナダ人作家は、ルパージュ本人。芝居上では、作品を依頼され、最後には、台本の封も切らないうちに、無視されてしまう作家。
左の劇場の担当者は、パリ・オペラ座の人らしい。調子の良いことを一方的に言って、作品を依頼し、アメリカらお金が出ると分かると、切り捨ててしまう、調子の良い人。
台詞も流れるようにあるのだけど、実際の当人も、そんな風に人の話を聞かないでしゃべり続ける人だとか。
作り物と思っていたこの作品が、ノンフィクションとフィクションの境目にあったことが分かり、ますます、おもしろい舞台だっのだと、分かりました。
出演の白井さんは、そんなスリリングさを、日本人としてどう出すか、かなり考えたとも言いっていました。今改めて、舞台上ではあり得なかった、テーブルを挟んで話していたはずの、この当事者の二人の写真を並べてみると、結構、生々しいです。
あらためて、すごいと思います。
じつは、ホモセクシャルとか、人形愛とか、「正常な」恋愛が出来ない人の話が、随所にちりばめられている。アンデルセン自身も、そうであったことが、理由らしい。
彼の、透明感のある、妙に整理された物語空間には、そんな裏があるのだと、はじめて知りました。それにも、感謝です。
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